THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

もうすぐ富士登山競走(第69回)

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今日の高尾⇔陣馬は最高でした

いよいよ7月22日の富士登山競走まで二週間をきりました。山を走ったあとの筋肉疲労がなかなか抜けないので、ある程度疲労が残るような練習は今日が最後です。

当初は本番コースの一部を走ろうかと考えていたのですが、高尾山口・陣馬山の往復にしました。減量しているはずなのに体重がいっこうに減らないので、長めの距離をゆっくり走る、減量ランです。

コースはロード+登山道というコース設定の富士登山競走風に、高尾山口から小仏峠入り口までのロードを走り、景信山への登山道を経由して陣馬山へ。復路は陣馬山から景信山、城山、高尾山すべて巻き道を使って稲荷山ルートで降りるというものです。

約27キロを休憩もいれてほぼ5時間。復路はほとんどハイキングでしたが、尾根筋では涼しい風が吹き、軽装だったこともあり、走らなければとても快適でした。ほんとうに気持ちよかった。

 

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富士登山競走への準備

さて、登山競走への準備ですがインターバルなどの負荷をかけても基礎的な走力があがらないという現実に直面し、基礎的走力を上げる足し算のトレーニングではなく、基礎的走力を出し切る引き算のトレーニングに注力することにしました。ポイントは以下三点です。

 

① できるだけ自体重を落とす

これは私の個人的な感覚値ですが、富士登山競争の五合目関門2時間20分をクリアするだけでも、フルマラソンで3時間40分程度の基礎走力が必要です。その上で、登山用の脚力なども鍛える必要があります。

3年前の66回大会の五合目コースで、なんとか2時間26分。当時の走力はフルマラソンで3時間55分。体重65キロ程度でした。

今年はフルマラソン3時間50分。体重64キロ。基礎走力はほとんど変わっていません。

私の身長173センチの場合標準体重は約66キロ弱です。0.9掛けで60キロ弱、できればあと4キロは落とす必要があると考えています。

 

② 飲食を見直してできるだけ体調を整える

ポテンシャルを出し切れる体調を整えることです。そうならないのは精神的な問題であったり、身体的な問題であったりと要因はさまざまですが、これがなかなか難しいものです。しかし、そもそも基礎走力が五合目関門すらぎりぎりです。四の五の言わず、なんとかしたいものです。そこで、体重問題とも密接不可分ということもあり、日常となっている暴飲暴食を控える。つまり食事と酒を引き算して体調を整えようということです。

 

③ 補給上手になりできるだけ手荷物を減らす。

私は暑さにとても弱いのです。この季節に走るといつもバケツから水をかぶったように汗でびしょ濡れになります。思い込みもあるのでしょうが、携帯している水がなくなると、一挙に戦意喪失します。それゆえ、夏場はつねに大量の水分を携行します。この重量をなんとかしたいということです。

量が少なくても、効果的な補給ができる水分を探し求めることにしました。また、塩分を始めミネラルやアミノ酸などの補給も積極的に試し、水分の携行量を減らしても少量パフォーマンスが落ちないようにできるよう試行錯誤することにしました。

現時点の状況

①体重

減るどころか、6月末時点では増えてしまいました。6月12日の八重山トレイルレースでの疲労回復に時間がかかり、月間走量が80キロ程度という現状走力維持もままならないような状況もあり、6月頭の海外出張で体重が増加したまま高止まりしていました。

これまで海外出張で体重が増えたことはなく、過去9ヶ月程度ほぼ64キロ代で安定していたので自然に戻るだろうと考えていたのですが、むしろ増加傾向になっていたので食事を見直し、最後の切り札である断酒にも踏み切りました。

それから二週間、なんとか64キロ前後まで来ましたが、目標の60キロのめどは立っていません。

 

②体調

一週間以上の断酒は25年ぶりです。体重問題から泣く泣く踏み切りましたが、それだけに効果をとても期待していました。 体重はもちろん、体調が抜群によくなるだろうと。しかし、残念ながら今のところその効果は実感できていません。まぁ、飲み過ぎによる体調不良にはならないので、それでよしとするかというところです。

 

③補給

水にアミノ酸を溶かしたものや、塩分系サプリを溶かしたものなどを試しています。リカバリーという点ではアミノ酸はある程度効果を感じていますが、走行中での効果はまだよくわかりません。ただし、大量の汗をかいた後など、なんとなくぼんやりしてしまうという問題には「塩」が効くことだけは確信しています。

肝心の水分携行量削減についてはまったく決め手を欠いています。結局のところ天候次第ということになりそうです。

ともあれ、楽しんできます

ということで、五合目関門すら当落線上というのが現状です。今年2時間20分という五合目関門制限時間は、来年には2時間15分になるそうです。頂上コースの参加権利は3年前の2時間30分以内から、2時間25分に繰り上げられています。

とはいえ、このぎりぎりというところがある意味面白いところですね。結果もさることながら、レースそのものを楽しんでまいります。