2023-01-01から1年間の記事一覧
2023年もいろんな変化があった。生活習慣における一番の変化は「無理をしない」ようになったことである。食事や運動、仕事においてもこれまでのような無理を押し通さず、身体を労わるように生活習慣の微調整を繰り返すようになった。 自分の内面と対話す…
今年も経営に関する話題はたくさんあったが、上場企業のPBR(Price Book-value Ratio:株価を簿価で割ったもの)1倍割れ問題とならんで「人的資本経営」も流行語大賞の候補だろう。 「人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引…
来年4月から大学で講義をする機会を得た。講座のコンテンツ準備を始め、人生の後輩たちに何を伝えられるかを考えていて、15年前の体験を思い出した。 上場から数年経ち、成長戦略の壁にぶつかり、経営者としての自分の限界を痛感していた頃だ。そんな中、ア…
今日は今年の締めレース、武田の杜トレイルランニングレース30キロに参加してきた。武田信玄公をまつる神社から、武田の杜をめぐる里山系のレースである。 神社に参加選手が集合して「正式参拝」を行ってからのスタート。武田神社だけに、出陣前の心が整う…
師走だ。今年も一年を振り返り、新年の準備を始める時期に入った。 年賀状は準備したか、タイヤは交換したか、窓の掃除は終わったか、来年のカレンダーは買ったか、などなど、忙しい。(笑) 忙殺されがちな毎日、今年は「活学語録カレンダー」のお世話にな…
めずらしくリアルタイムで番組を探していたところ、WOWWOWの連続ドラマWが目に留まった。小津安二郎のリメイク、「生まれてはみたけれど」である。このタイトル、数十年前「ぴあ」という情報誌でよく見かけたような気がするが、見たことはない。 私は、小津…
今日は、MINATOシティハーフマラソンとITチャリティ駅伝に出走した。昨年に続き、二つのレースが同日開催になったのだが、移動時間を含め、ちょうど掛け持ちができるスケジュールということもあり、ダブル参加を決めていた。 ITチャリティ駅伝は2011年か…
「最後は なぜか うまくいく イタリア人」(宮嶋勲)を読んだ。 ヨーロッパで行ったことがある国は、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイス。身近なようでなぜか一度も行ったことが無いイタリア、理由は簡単、仕事の用事がないからである。 20年以…
「THE GOOD LIFE」(ロバート・ウォールディンガー、マーク・シュルツ)を読んだ。ハーバード成人発達研究の80年以上の追跡調査によって明らかになった「幸せ」の要素と、それを磨く処方箋である。 科学的アプローチで人間の幸せを探求するための膨大な調…
昨年に続き、二度目の烏帽子岳登山競争に参加した。山頂をゴールとする7.5キロ、+1200メートル、今年は85名が出走という小規模なファンラン大会かと思いきや、かなりのガチレースである。 出走後1分で最後尾グループとなり、15分後にはその最後…
「心の中のブラインド・スポット」(M・R・バナージ+A・G・グリーンワルド)を読んだ。 冒頭、網膜の盲点を実際に体感させることから始まる。格子状の図のある部分が黒丸で塗りつぶされているのだが、そこにうまく盲点を合わせると黒丸が格子になるのである…
企業価値を意識した経営というものを考えていて、なぜ私たち日本人にとってそれが難しいのだろうかと自分の経験を振り返っていた。MBAのような経営者教育が一般化してないこともあるが、欧米の価値観を理解しないと簡単には越えられない、いくつもの「認知」…
先月末に株主総会を終え、欧州の機関投資家向けのIRツアーに出かけていた。 「世界に通用するソフトウエア会社をつくる」というビジョンを掲げた自社の成長戦略を磨くために、数年前から海外の機関投資家回りをするようになった。株主だけでなく、潜在的投資…
18時間かけてやってきたエディンバラ、滞在時間は17時間。初めての街、朝ラン中にアダム・スミスの銅像に遭遇。富国論、「神の見えざる手」だ。 自由な市場で、個人がそれぞれの利益のためにビジネスを追求すると、社会が豊かになる。そんなところだろう…
関東平野のど真ん中、古河の三国橋からの景色。 右手遠くに日光連山の男体山、水門の右上は皇海山あたりか。ぐるりと見渡すと、赤城山、浅間山、富士山もはっきりと見えた。 走りやすい秋の空気がやってきた。
「言語の本質~ことばはどう生まれ、進化したか~」(今井むつみ・秋田喜美)を読んだ。 中学生時代、カール・セーガンの「COSMOS」に夢中になった。宇宙というものを、歴史や化学、天文学、多様な角度から映像化した番組はビデオが擦り切れるまでなん…
「熟達論-人はいつまでも学び、成長できる-」(為末大)を読んだ。 私はオタクが大好きだ。なにかを深く突き詰めていく人に強く惹かれる。著者は間違いなく超一流のオタクである。 本書には、多様な読み方がある。世界のトップアスリートであった著者の体…
「信長の正体」(本郷和人)を読んだ。 うーん、深い! 先日、著者の本郷さんから頂いた本である。東京大学の史料編纂所教授の著者はとにかく知識量が半端ない。生きる「大日本史」といっても言い過ぎではない。日本歴史上の人物を知り尽くした本郷さんが一…
「From Strength to Strength」『人生後半の戦略書』(Arthur C. Brooks)を読んだ。 夜行の機内で「死んだほうがましだなんて言わないで」と年配の女性がだれかに小さな声で囁いている、そんな話を偶然聞いたところから始まる。人生に後悔が多いのだろうか…
「自律神経の科学」(ブルーバックス/鈴木郁子)が面白かった。 長い間、心身の不調をなんとなく自律神経の問題と捉えていたのだが、その自律神経というものを初めて(なんとなく)理解することが出来た。 具体的には、手足のしびれや内臓の不調、蕁麻疹が…
NYのセントラルパークで、現地の人が一言、「ここは世界のセントラルパーク」 なるほど。 さて、帰るか。
Without recovery, challenges are nothing!
7月28日、富士登山競争に出走。2012年からの参加、コロナを挟んだが12年目である。年齢を重ねるにつれ少しずつ低下している走力を受け入れつつも、今できることを工夫して準備して臨むその過程がとても楽しいレースだ。 本番が終わり、しばらくロス…
学校が夏休みにはいり、近所の公園でラジオ体操が始まった。30代の頃、起業直後で乱れた生活をなんとかしたいと始めたのが洗足池で通年やっているラジオ体操だった。走るようになり、ラジオ体操にはいかなくなったが、夏休みのラジオ体操には時々参加して…
小野田寛郎さん、終戦後も30年にわたりフィリピンのルバング島で任務を継続した元陸軍少尉である。小学生のころに見た帰国のニュース映像を今でも覚えている。オンディマンドでNHKのハイビジョン特集、「生き抜く 小野田寛郎」を見て興味を持った。 著…
今年も後半に入り、部屋の年間カレンダーを眺めていて来年のカレンダーがほしくなった。調べてみると7月始まりの年間カレンダーがある。私の一年は6月決算の事業年度で回っているので、ありがたい。 この7月から新しい中期計画がスタートし、数年先までの…
山開きした富士山へ向かう途中、葛飾北斎の「凱風快晴」みたいな富士山に遭遇。とりあえず写真をとったのだけど、なんか違う。AdobeのLightroomを使って、江戸時代には無かった構造物を削って、イメージに近い色味に変え、仕上げは左右反転。わずかな時間で…
やたら身体が重い、そんなことを感じながら走っていたら神社の境内の茅の輪が目に入ってきました。おっ、夏越の祓だ。 「そうだ、茅の輪、くぐっていこう!」 負荷をかけたら、休め。ですね。
企業には多くの場合中期計画というものが存在します。しかし、急速に変化する時代に計画経済的なアプローチは機能しません。そのため、数年後の目標を「中計」と呼ぶことが一般的です。 しかし、中長期の目標設定は簡単ではありません。売上や利益といった結…
やっぱりモノクローム、好きだな。