THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

2026-01-01から1年間の記事一覧

当たり前

体育の日、今はスポーツの日と呼ばれている10月の祝日にちなんで、様々なスポーツイベントが開かれている。個人的には、体育の日と言えば、ハセツネ(日本山岳耐久レース)である。奥多摩の山々を、日曜日の午後から走り始め、翌日の明け方ゴールするなかな…

スピリット

今夏の長雨のせいもあり、夕暮れから季節の移り変わりを感じる間もなく秋分を過ぎ、日暮れはつるべ落としの如くその足を早めている。そんな折、当社の来年のカレンダーの色校正が上がって来た。 当初はDivaSystemという当社の連結会計ソフトウエアをご利用い…

信任

先週、当社の株主総会を終えた。 暦に沿って生きていると、一年の間にいろんな節目がある。まず、正月だ。新旧の違いはあれど、万人にとって、天体の動きを基準とした正月は暦としての年の初めだ。 日本で生きていると、社会の一員となっていく過程で入学や…

会社の憲法

コーポレートガバナンスという、会社の統治、つまり経営者の権力の暴走や怠惰を防止し、健全な事業活動を整える仕組みというものが社会的には定着してきたように見えるが、個人的にはその実効性や恩恵を実感しているとまではいっていない。多分に当事者であ…

猛獣使い

あっという間に、AIが日常に居座った。 創作ツールからよろず相談の相手まで、人により、その使い方も様々だろう。文書のみならず、YouTubeのような動画に対しても要約が可能になり、概要を知りたいだけの場合は、時短のためにわざわざ倍速で流すまでもなく…

意志ある編集

お~い、あれ、どないなってんの? はて、なんのことでございましょう? あれや、あれ、例の~、あれ、 あんたの本や! ひゃ~ 昨年のGWから書き始めて一年以上、昨年末には出版できるかと気軽に考えていた執筆。書きおろしては、とても人様の前に出せるも…

学ぶ

守破離、という日本人にはなじみ深いフレームワークがある。個人的には、室町時代の能楽師、世阿弥が残した風姿花伝に、その原型を見る。芸事のように、なにか一芸を磨きたければ、先達から徹底的に学び、それを自分のものとして、その先にオリジナリティを…

断網

この季節は、夏休みはどうだったかと問われることが増える。決まって、七月の富士登山競走がそれだったと答えているが、質問のニュアンスは少々違うようだ。 夏休みと言えば、仕事や学校など、普段繰り返される生活パターンとは違う、非日常を比較的長期間過…

おばけトンネル

高輪ゲートウェイ近くに、通称おばけトンネルという、JRの山手線から新幹線まで、200メートル以上にわたり、たくさんの路線の下をくぐり抜ける通路がある。大規模な再開発前までは、田町から品川の間で、海側と旧東海道側をつなぐ唯一の道路として存在してい…

従兄

身近な経営者の一人に従兄がいる。大手化学メーカーの経営者だ。昔から、寡黙でありながら、どこかじっくりと観察しているような、言葉は悪いかもしれないが、何を考えているのかわからないところがあった。それでいて、時々口から出てくる言葉は極めて明快…

三尺玉

標準画角に入りきらない打ち上げ花火を観てきた。 古河の花火大会名物、三尺玉である。一玉の製作に半年、直径約600メートル。広大な渡良瀬遊水地に隣接する古河ならではの大花火だ。 夏の風物詩となっている日本の花火大会であるが、そもそもは江戸時代に暴…

神事

今年も、富士登山競走を走ってきた。(五合目コース15km/1480D+) 五合目までを2時間20分以内に通過できず、山頂挑戦権を失ってから、もう三年目になる。わずか数年前まで走り通していた馬返しは遠く、中野茶屋から歩きとおした。 そろそろ応援に回るか。そ…

最終講義

先週、一橋大学のMBAと商学部を対象とした「企業価値経営論」の最終講義を終えた。アバントグループの寄附講義として3年間のプログラムだった。一橋大学教授の中野さんにご指導いただきながら、当社の経営陣とともに行った。 経営者のリスキリングにとって、…

画狂

北斎の肉筆がどうしても見たくなった。 デッサンや、版画を大量に残した北斎は、晩年になると肉筆、つまり一点ものに集中するようになる。版画は工業製品に近い。版元の意向を汲み、技術者たちの手によって量産される。絵師がデザインしたものではあるが、卓…

父

父が天寿を全うした。94歳、大往生である。 とはいえ、その時を強く意識するようになってからは、様々な感情が蓄積していった。見舞う時は、心のままにするしかなかった。 う~ん、今日は、言葉にならんな。 お父さん、 ありがとう。 MAKE TOMORROW!

成長

7月からアバントグループの新年度が始まる。各事業会社の新年度、キックオフミーティングも次々と開催されている。そこでは、各社の成長戦略が当然のように語られる。 会社は成長が大前提である。本当だろうか?社会貢献を通して営利を追求するための組織で…

黄経90度

夏至である。天文年鑑曰く、本日17時25分(JST)、太陽の黄経90度に地球が到達するらしい。 小学生の頃から天文年鑑を購読している。テクノロジーが発達し、宇宙で起きていることを簡単にアプリで見ることができる現在でも、変わらずに文字と簡単なグラフと…

生かせ、命

四年ぶりに戸隠マウンテントレイル(ショート:10km/520D+)を走って来た。先週の奥信濃100のダメージが思いのほか残り、昨日までヒラメ筋がヤバかったが、せっかくのショートレースである。エイジグループの表彰台を狙ってみた。 スタートから様子がおかし…

平常身是道

奥信濃100のクォーター、25k(1500D+)を走ってきた。木島平にあるスキー場を起点に、クロスカントリースキーのコースなど比較的走れるトレイルを経て、最後の5kで一気に高社山(1351m)を登り降りする、メリハリのある周遊型のコースだった。 ゴール直前で…

一人ひとりの辞書

現在公開中のプロジェクト・ヘイル・メアリーを観た。異星人と第三種接近遭遇(もはや古語?)して、お互いの母星を救うという話だ。原作は標準再生で24時間弱の大作であるが、かなり長い期間、ランのBGMになっていたこともあり、気になっていた。 映画も約1…

シンギュラリティ

なにやら、自分のOSが書き換わったような瞬間がごく稀にある。なにかから強烈なインパクトを受け、それまでと、その後で、世の中の見え方がかわり行動がかわるような現象だ。しかし、きっかけと、本当のインパクトが起きる事象には、かなり時空のズレがある。…

追悼、中村国宏さん

アバントグループのジール、取締役の中村国宏さんが、去る5月9日急逝した。突然のことで、言葉が見当たらない。ご家族のことを思うと、自分の心象に触れる気にもならない。 熱い男だった。成長意欲が溢れていたが、決して自分にのみ向いていたのではなく、周…

克己

母の日を理由に、実家のある古河に足を運んだ。超高齢になり、ほとんど言葉を発することも難しくなった父が、なにやら言いたいことがあるらしい。孫のことか、妹弟のことか、なにか気になっていることがあるのだろう、なにかしら言葉を紡ぎ出すことを待った。…

表彰台

今年も晴天に恵まれた、いいづなトレイルランニングレース(ショート:10km/500D+)を走って来た。気が付けば5回目だ。初回参加時は、アットホームな小規模レースの印象が強かったが、若い人を中心に参加者が増え、賑わいを見せていた。 今では、個人的イチ…

克アドレナリン

昨日、軽井沢トレイルランニングレースのミドル(20km/1200D+)に参加してきた。このレースは、軽井沢プリンスからめがね橋まで下り、旧中山道を登って碓氷峠からゴールまで走る。そんな、上辺を5キロとする大まかに逆三角形なコース設定である。 レース後の…

暴走と怠惰

今朝は、散歩、時々ランにした。 無理すれば走れないこともないのだが、暴走をやめよとの身体の声に素直に従った。 コーポレートガバナンスとは、経営者の暴走と怠惰を防ぐためのもの。そんな考え方がある。では、暴走と怠惰は悪なのだろうか。人間としては…

筋持久力

昨日、平尾富士トレイルランニングレース(ショート:12km 850D+)を走って来た。佐久スキーガーデンパラダのゲレンデ直登から始まるコース設定は、しばらくロード仕様になっていた身体をトレイル仕様に転換する換毛ならぬ、換筋の儀式に丁度良い。すっかり…

初志

4月1日、日本では、たくさんの若者が新たに社会人になる日である。アバントグループでは、グループ合同で入社式を実施している。グループでの入社式は今年で三回目だ。 35年以上前であっても、私が社会人になった日のことは、今でも記憶に残っている。採用責…

面白法人

先週、面白法人カヤックの株主総会終結の時をもって、社外取締役を退任した。といっても、縁がきれるわけではない。建設的にカタチを変えたというものだ。カヤックの上場前を含めて、通算11年にわたり社外取締役として関わってきたが、もっとよい面白軍団と…

本源的価値

東京では、今月19日にソメイヨシノの開花宣言が発表された。さてさて、目黒川沿いはどうだ。花見ランに出かけたが、こちらはまだまだ。たくさんのまるまるとした蕾が出番を待っている。 そんな中、ほんの少しだけ咲いた数輪の桜が、花の本来のありようを語…