THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

仕事バカにもたまらない、「高畑勲展」

お盆の季節。帰省などで普段忘れがちな自分の原風景を再確認する方も多いのではないでしょうか。私の原風景は古河。渡良瀬遊水池の景色もその一つです。(写真) 話は変わりますが、国立近代美術館の高畑勲展(2019年7月2日~10月6日:東京国立近代…

富士登山競走2019、来年へのエナジーチャージ

恒例となった富士登山競走、今年もアバントグループメンバーと参加してきました。72回目の今年は、山頂付近の天候不良のため山頂コースは五合目打ち切り。今年は殆ど準備が出来なかった事もあり、周囲の落胆とは裏腹に個人的には安堵を覚えてしまいました…

ウェールズの石畳とDIVAのトリビア

UKです。ウェールズのトレイルには古い石畳が点在していました。走りながら、いつ誰が敷いたのだろうかと不思議な気持ちが沸いてきました。転じて、今回はDIVA関連のトリビアを三つ。 1.マイクロソフトに倣った6月決算 最初は決算期の話。当社の会…

夏越しの大祓と言葉の棚卸し

6月の晦日は夏越しの大祓ですね。意識するようになったのは14,5年前、丹沢の大山阿夫利神社で茅の輪くぐりをしてからです。近所の神社で茅の輪が準備されると夏至や事業の年度末などと相まって節目を感じます。 普段、曜日の感覚さえなくなるような生活…

Spreading Accountability, 「経営情報の大衆化」を英訳すると

「経営情報の大衆化」アバントグループの共通ミッションとして掲げている言葉です。英語で会話する時は「Spreading Accountability」と表現するようになりました。 アカウンタビリティを直訳すると「説明する責任」ですが、本来の意味は「経営責任」というニ…

ランランコロリ、健康法としてのトレイルラン

走ればなんとかなる。 社会に出た頃からの私の健康法です。健康法と言ってもメンタルの方です。心が重くなってどうしようも無い状態が続くと意を決して走っていました。走る事で何とか健康を維持して来た事実を振り返ると、私には合っていたようです。 しか…

上場企業にとっての赤字とは、ハードルレートと資本効率

取締役会で監査役より「資本調達コストを下回ったら赤字と考えろ」との一言。起業以来、継続は善との考えを元に事業継続のいろはのいとして「赤字は悪」を徹底してきた者として資本効率の重要性が頭では無く情緒的に腹落ちした瞬間でした。 創業の頃、当時有…

令和における国際的な組織つくりの必然

NYです。5日日曜日はあいにくの雨、ローカルのハーフマラソンにエントリーしていたのですが本降りということもあり不参加としました。少し残念ですが今年のランニングは、「無理しない、楽しむ、効果的なトレーニングに集中する」です。 さて、平成から令和…

日本語をローマ字で書いたような経営情報

今日は、今年初めてのトレランレース。新緑がまぶしい季節になりました。 当社、アバントにはジョルジュ・ウジューさんと言うベルギー人社外取締役がいます。欧米の金融業界を中心に幾つものグローバル企業経営に携わって来た経験を活かし、アバントグループ…

東京桜三景、写真を撮る楽しさ

(浅草:コンデジ、望遠ならではの構図) コンパクトデジタルカメラでここまで撮れるとは!、今年のサクラを撮りながら驚いています。 山行が写真中心からラン中心になって以来、めっきり写真を撮る機会が減ったのは機材の重さが理由です。じゃあ軽さ優先で…

九思一言、九度思ひて一度申す

咲き始めの桜の写真を撮ろうと洗足池に出向きました。そのほとりに池の名前の由来である日蓮聖人が旅の途中で立ち寄った場所である妙福寺があります。 「九思一言」 その門前で見かけた一言。 「ここのたびおもひて、ひとたびもうす」と読み下すようです。 …

東京マラソン2019、走り方改革実証検証~応援の力

今年の3月3日はひな祭り、もとい東京マラソンでした。朝からの寒雨にも関わらず大勢の参加者と応援の方々の熱気に包まれたコースを走ってきました。 例年の東京マラソンは自分の走力の限界まで追い込むので楽しさより苦しさの印象が強く残ります。パーソナ…

IMAX×(ファースト・マン+ボヘミアンラ・プソディ)

この二週間、立て続けにIMAXで映画を2本見ました。一つは「ファース・トマン」、アポロ11号の船長で月面を歩いた最初の人類であるニール・アームストロングの話。もう一つは「ボヘミアン・ラプソディ」、QUEENのボーカールだったフレディ・マー…

雪中のランニングで脱水症状?

東京マラソンまで三週間、練習を兼ねてほぼ三週間前の2月9日に今年初めてのレースに参加してきました。距離は30キロです。 前日の天気予報は雪、不参加を決め込んでいたのですが、当日の朝、窓を開けると雪は舞う程度。まぁ、行くだけ行ってみるかと結局…

人のための経営であれ、半世紀前のマズローからのメッセージ

私にとってランニングやトレランだけでは無く日常の生活にも欠かせない道具の一つがGarminのウェアラブルGPSです。トレランを始める前もっぱら登山中心だった2005、6年頃からのユーザーです。 いずれ企業経営のGPSのような役割を果たすソフ…

テクノロジーの家畜(SFショートショート)

1.とある機上にて 男が目を覚ました。「あと3時間半か」機内のフライトマップで現在位置を確認してつぶやいた。 出発してから約8時間、ある国際会議に向かう国際便の飛行機にいる。男は人工知能のエンジニアとして世界的名声を持ち、その技術を活かしビ…

今年の三冊、30年ぶりの吉村昭「戦艦武蔵」(メガネ万歳2018、)

今年も大詰め、さて今年も印象に残った本を振り返ります。自宅やオフィスの机の上、そしてKindleの本棚に並んだ今年買った本を眺めていると以前の様に強烈に印象に残る本が少ない事に気づきました。理由はネットで情報をザッピングする事に慣れてしまい、本…

ルーティンもダイナミックに進歩させないと害になる。

今年のトレイル走り納めは12月16日に茨城県石岡市で開催された「茨城国体デモスポトレイルラン記念大会」です。紅葉残る筑波連山(写真上)をファンランで締めくくりました。10月のハセツネリタイア以来ランから離れていたのですが、徐々にリカバリー…

カレンダーと天文年鑑2019

師走に入り、来年のカレンダーが手元にも増えてきました。アバントグループの卓上カレンダーも出荷が始まっています。来年も自然をテーマとしたものですが、出来は歴代最善です。 カレンダーの写真はグループのメンバーが撮影しています。作品を眺めると作家…

龍野、安来、出雲、三景

先日、本籍地のあった兵庫県たつの市を訪問。姫路から程近い古い街並みが残る洒落た城下街。姫路城の豪華さもさることながら、落ち着いた小京都の佇まいも中々です。 帰路、島根県安来市の足立美術館に立ち寄り。雄大な借景を活かした庭園と大山大観の作品が…

なんとなく最近よく転ぶなぁ、と思ったら視野を鍛えよう。

身体は食べたものから出来ている。意識は見たものから出来ている。視覚以外の五感も情報を取り込む上で重要な役割を果たしていますがおおよそ8割と言われている視覚の重要性に疑いの余地はありません。 にも拘わらず、これまで視覚に対する意識は低く、身体…

雪纏う富士三景、雁ヶ腹摺山・滝沢林道・二十曲峠より

寒気の入った雨上がりの快晴との予報を受け、今朝は10月にも拘わらず綺麗に雪化粧した富士山が現れるだろうと、絶景が拝める三カ所を巡りました。最初は旧500円札を描いた場所の雁ヶ腹摺山への登山口付近から。気温5度、さすがに手がかじかみました。…

今年のハセツネ(第26回日本山岳耐久レース)はもっとキツかった。

通称ハセツネ、日本山岳耐久レース。リタイアでした。 今年で4回目の出場。通算10回完走すると得られるアドベンチャーグリーンを目指しているのですが、途中で水切れになり断念しました。 本来、ヒマラヤなどの登山者訓練レースと位置づけられているハセ…

この会社のかたち、変容する企業のあり方

2018年9月19日は株式会社アバントの22期株主総会でした。今年は会場を竹橋のKKRホテル東京(写真は控え室から)に移しての開催です。沢山の株主の方々にお集まり頂き、質疑応答では多数のご質問、激励を頂戴致しました。 後からふり返って、少し…

何を言っているかわからないCEOを意訳するCFO

先日、スタートアップやインキュベーターが集まるイベントに顔を出してきました。すでにIPOを果たしている企業経営者が講師となって、沢山の起業家と自分の経験や考え方を共有するような場です。 当初一つだった会場が、途中から部屋を分割してCEOセッシ…

理想的なパフォーマンスを出すための要素、マインド・ソウル・ボディ・エモーション

富士登山競走から一月、久しぶりに一ヶ月近くオフシーズンと決め込んでほとんど走らず身体を休めています。未完走の再挑戦レースであるロングトレイルのSTYとバーティカルレースの富士登山競走とかなり難易度の高いレースにもかかわらずそれぞれ4月末7…

パッションの形、ヒストリカルビルディング

NYです。常に新たな建造物が建設されている街ですが、ヒストリカルビルディング(Histrical Building)にもあふれています。 新築の超高層ビルもあちこちで開発されていますが、ヒストリカルビルディングと共存するために細長いペンシルビルが増えています。…

富士登山競走2018、完走持ち越し、また来年!

今年も恒例となった富士登山競走へ参加してきました。レース翌日の日経朝刊によると大会参加者総数は3658人、そのうち麓から山頂までの21キロのコース参加者は2354人で完走は1020人、完走率43%とのこと。完走率の低さもさることながら経済…

リアルとバーチャルのバランスが急激に変化する社会

今年も恒例の富士登山競走まであと二週間を切りました。昨年と比べると調整は遅れていますが、今年は無理せず疲労を蓄積させないように疲れているときはロードバイクに乗っています。 先日もアクティブリカバリーのためにバイクで大井埠頭に向かったのですが…

人生とは時間の使い方、である。

働き方改革関連法が成立しました。労働時間の総量規制という論点は興味深いので今回は時間に関する個人的な話を少々。 労働観というものはおそらく社会に出たときの環境に大きく影響を受けるのでしょう。「24時間働けますか」のキャッチフレーズにアドレナ…