「GO GLOBAL」、いまだに海外企業への販売実績を持たないアバントグループですが、掲げ続けているスローガンです。創業以前から、「どんなに狭い領域でもいい。その特化した領域でデファクトスタンダードになるものをつくる。」そんなことを言い続けてきました。
先日、アバントグループメンバーの、連結会計システムを中心事業としているディーバメンバーの集まりがありました。そこでも「経営が変わる情報をつくる」連結会計ソリューションの未来について、そしてGO GLOBALへの取り組みを話しました。
そのとき、メンバーのひとりから質問がありました。なぜGO GLOBALなのか?
「Because It's there!」(そこに山があるから)?、いえいえそうではありません。
人が健康を維持する上で、漠然と健康という目標に対して食事や運動をするよりも、なにか熱中できる目標、たとえばマラソンのレースで完走するといった目標を持って日々の生活を送る方が、楽にかつ愉しく健康を維持することができるように、会社が健全に発展していくためにも、そんな目標があった方がよいからです。
事業の規模や利益を追うことも一つの目標にはなりますが、人が普段の生活でただ体脂肪や体重を絞ることと同様、モチベーションも達成感も限定的です。しかし、オリンピック選手になると決めた上での努力のように、世界に通用する商品をつくり、それを世界中のお客様に知ってもらい、役に立つことができるようになると決めれば、そのための努力はいとわずに取り組むことができます。
しかも、事業はチームプレイです。まずオリンピックの出場権を手に入れ、そして優勝を目指すというプロセスはかかわった人全員が自分事として活きた経験となるでしょう。そもそも、組織はそこに集まる人のためにあるものです。だからこそ、組織に集う人が元気に取り組む目標は欠かせません。それゆえ、自分自身が熱狂でき、かつメンバーにとっても取り組む意義のある目標となると信じるからこそ、GO GLOBALという目標を掲げています。
もちろん、スローガンだけで終わるわけにはいきません。そのチャレンジを山にたとえるなら、確実に頂上に登り、無事下山する。そして、次の登山隊につなげる。そういうスタンスでかならずGO GLOBALをメンバーとともに実現するように行動しています。