富士山マラソンに参加してきました
今日は第5回富士山マラソンを走ってきました。初めてのフルマラソンが富士山マラソンの1回目だったこともあり、以来毎年参加しています。河口湖と西湖を外周するコースで11月の最終日曜日に開催されるので、天候に恵まれると富士山と紅葉と湖を堪能しながら走ることができます。
また、リゾートマラソンらしくエイドステーションもかなり充実しています。レース途中でも、味噌汁、おにぎりをはじめ、かなりしっかり腹ごしらえができます。ゴール近くでは地元名産の吉田うどんまで振る舞われます。
今年は先日の雪の影響で開催が危ぶまれ、今日も朝から雨模様という状況であったにもかかわらずスタートする頃には日差しも戻り、雲がかかってはいましたが富士山も姿を見せていました。エイドステーションにもしっかりお世話になりながら、なかなか気持ちよく走ることができました。
なぜかペースが上がらない
それほど恵まれた環境ではあったのですが、今日は最初からペースがあがりませんでした。体調が悪いわけではありません。オーバートレーニングになるほど身体に負荷もかけていません。気力についても普段と特段違いはありません。粛々と走るのみと臨んでいました。
走り始めてから血流が全身に回り始めるまで少し時間がかかるので、いつものように最初は抑え気味であっても数キロ走ってからは安定するだろうとそのときを待っていたのですがいつまでたってもまったくペースが上がってきません。
「あれか?」「そんなに影響あるのか?」「うーん」頭の中で自問自答です。普段と一つだけ違いがあるとすれば、昨日「鍼灸治療」を受けたことです。これまで鍼灸治療の経験は無かったのですが、身体のリカバリーに効くのだろうかと興味をもって自分の身体で実験してみようと体験してきたものです。
東洋的アプローチも面白い
治療中に鍼治療の理屈を簡単に教えていただいたのですが、なかなか奥が深く正直よくわかりませんでした。ただ、患部に物理的刺激を与えて回復させるという点では、負荷をかけ筋繊維を破壊してより強くしていくスーパーリカバリー(超回復)という筋トレと同じ原理をより繊細に特定部署に与えているのだろう程度に考えていました。
にもかかわらず今日の状況です。「それにしては、ちょっとインパクトが強くないか?」と走りながらとても気になりました。オーバートレーニングのときの筋疲労であれば心拍数が上がります。しかし、今日は心拍数は同じペースでも普段よりも低いほどです。無理矢理ペースを上げると鍼を脹ら脛に打った場所チクッとした刺激が入り、そのまま力が抜けてしまい失速するのです。それでいて、一定のペースであればなんの問題もありません。
患部がリカバリーするまで無理しないようにリミッターが入っているような感じでした。さすがに長時間走り続けているうちにリミッター効果も麻痺したのか、残り5キロでようやくペースを戻すことができました。
さて、この東洋的スーパーリカバリーメソッドとも言える鍼灸治療。今後の効果の是非について楽しみが増しました。