二年ほど前から、母がダイクダイクと騒いでいました。ダイクとはベートーベンの第九のことで第九の歓喜の歌をうたうためにこの二年約250名の仲間達と特訓を重ねてきたそうです。
ベートーベンの命日にちなんだ3月26日の今日、その発表会を見に行くために桜がちらほらし始めた上野の東京藝大奏楽堂まで出かけてきました。
これまで何度も耳にしたことがある第九でしたが、演奏前に生前の遺書という名の音楽に対する覚悟をしたためた文書の存在や、非常に単純な旋律が生まれるまでの試行錯誤を知り興味深く聞くことができました。
フラッシュモブという、街中で突如行われるパフォーマンスの中で人気のものの一つにも歓喜の歌を歌うものがあります。クラシックの中では一般の人も参加できるもっとも身近なものかもしれません。
藝大の中には趣のある建物もありました。