THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

忘れ物は何ですか? 富士登山競走2017

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今年で6回目の参加となる富士登山競走、初めて五合目より上に行くことができたのですが八合目関門でタイムアウト、山頂までは届きませんでした。

未だ山頂ゴールの目処も立っていないのになぜこれほど惹かれるのか。本当に不思議なレースです。他のレースにはない富士登山競走ならではの魅力?魔力をご紹介します。

 

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恒例の参加者全員による宮下さんによるエイ・エイ・オー。宮下さんによる気合い入れは選手の緊張感をほぐし集中力を高める絶妙かつ最高のエールです。毎年宮下さんのご家族の方々にも応援いただくのですが、昨年欠席だった娘さんから正式に引退宣言!!「私は今年で引退しますが、皆さんは10年後も20年後も頑張ってください」と大変ありがたいお言葉を頂戴し、ますますテンションがあがりました。

 

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この道の先に富士山の頂があります。今回は雲で山体を目視することは出来ませんでしたが、ひたすら上り坂を進みます。馬返しというロードから登山道へと変わるところまで平地ではかなりスピードを出さないと得られない心拍数をたたき出します。膝に負担をかけずに高負荷というあたりがなかなか魅力的です。

 

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今回は比較的ロードで時間を稼いだので五合目関門は大丈夫だろうと思っていた矢先の大渋滞!予想してはいましたが、時間制限まであと3分、関門まであと30メートルというところで全員で押し上げていくお祭り状態。現場での焦りはなかったのですが、ふり返ると本当にギリだったことがわかり痺れます。

 

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富士登山競走?富士山の山頂まで走るの?いえいえ、それは途中まで、七合目を超えると二足歩行から四足歩行へと進化?します。脚にシューズが必要なように、現代人には手にはグローブが必要です。フルマラソンのように同じことを繰り返すのではなく、レース中に進化?を求められる進化圧も魅力的。

 

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八合目エリアに入ってくると空気の薄さが直撃してきます。酸欠でふらふらしてくるのは当然。今回はこの先でタイムアウトでした。山にはガスがかかっていたので山頂は見えませんでしたが、八合目関門からのカウントダウンがしっかりと聞こえつつも、ペースは限界。4分オーバーで今回はここまで。八合目の関門についた時は、「もうやめようかなぁ」との一言が口にでましたが、下山するころには来年に向けた作戦を考え始めていました。簡単にはゴールさせてもらえないところも魅力です。

 

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富士登山競走って、登った分自分の脚で降りてこないとならないのです。リタイアでも自己責任、本当に魅力満載?です!

京都には有名な「哲学の道」がありますが、富士山の下山道は私にとっての「哲学の道」かも。

さて、来年こそは七年越しの「完走」という忘れ物を頂上まで取りに行きます。

 

現場はどんな感じか、レース中なんとか撮影したものを二分半にしたものがこちら。

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