今年も恒例となった富士登山競走へ参加してきました。レース翌日の日経朝刊によると大会参加者総数は3658人、そのうち麓から山頂までの21キロのコース参加者は2354人で完走は1020人、完走率43%とのこと。完走率の低さもさることながら経済新聞に取り上げられていた事におもわずニヤリ。
今回の選手宣誓は山頂コース最高齢出場の方で78歳!!参加選手からは畏敬を込めた驚きとなぜか反省?が入り交じった声と拍手が湧き上がりました。
アバントグループの山頂コース挑戦メンバーは五人、写真中央のエース古野さんは無事かつ余裕をもって完走!さすがです。その両脇2名は八合目関門で敗退、一番端の2名は五合目関門敗退でした。ちなみに、私を含め3人は50代です。
写真は五合目関門を遠くから見たところ、今回はここでリタイアになったので後からスタートした五合目コース参加メンバーの応援に回りました。
五合目コース参加者は無事全員完走!100%です。若手20代2名が山頂挑戦権獲得の制限時間2時間20分を余裕で切って新たに権利を確保しました。来年の山頂組は平均年齢が若返りそうで楽しみです。
今年こそ完走と昨年は意気込んでいたのすが、また来年に持ち越しです。この辺で止めておくかというオプションはありませんね。さすがに78歳の方の選手宣誓を聞いてそんな気持ちは軽く吹き飛んでしまいました。
(独り言)
参加を続けるにつれ、いまでは富士登山競走が一年の健康管理の糧になりました。相応の準備を継続的に行う必要があること、そして完走したいという思いが年々積み重なることで退屈なルーティンを継続するモチベーションになり、結果的に日常の健康管理に多大な影響を及ぼしています。
レース後は翌年に向けた対策を簡単にまとめるのですが、毎年新たな気づきが得られるのも面白いところです。この数年は負荷のかけ方を大きく変えてきました。レースはロングトレイルを減らしショート中心にする、筋トレはアウターマッスル中心からインナーマッスル中心にする。ランニングばかりで無くロードバイクなどクロストレーニングを取り入れる。などです。
また、世界有数(世界一?)のバーティカルレース(登山レース)では重量の影響も大きいので体重に対する意識も強くなりました。その結果食事に対する関心が強くなり、食と体調の関係を意識するようになりました。アスリートのように厳密な管理はしませんが、いつも内蔵不調を感じていた若い頃より改善されているようです。
余談ですが、コンディションに対する関心は仕事の仕方にも影響を与えています。昔は体調を崩しながら働きベストコンディションとは無縁の日々でしたが、最近はコンディションを整えることを重視するようになりました。
最近のアスリートのトレーニングを見ても、基礎能力を高めるだけでなく心身の健康状態を高次元に保つことが従来以上に重視されているようです。そんなコンディショニングにおいてこの年齢になって強く感じるのは、やらない事を決めることの重要性です。やらない事を決めないと時間が捻出できずやるべき事が出来ないからです。
来年の登山競走に向けた対策の一つは参加レースの取捨選択かなと考えています。