2018年9月19日は株式会社アバントの22期株主総会でした。今年は会場を竹橋のKKRホテル東京(写真は控え室から)に移しての開催です。沢山の株主の方々にお集まり頂き、質疑応答では多数のご質問、激励を頂戴致しました。
後からふり返って、少し触れておけば良かったと思うことがありますので今回はその話題にします。
アバントグループは今期新たな中期目標を定めました。この中期目標は「会社」というもののかたちが社会においてどの様に変わって行くのか、そんな事も想像して長期的なビジョンを描きつつ策定しました。
まだ見ぬ未来を想像することは簡単ではありません。しかし、事業活動が場当たり的にならぬよう、方向性は自分達なりにしっかり抑えておく必要があります。
私達が見ている主なトレンドは次のようなものです。
1.会社の社会性の重要性が高まる。
2.上場企業の金融経済に対する役割がより強くなる。
3.人を創り、社会に残すという役割も強くなる。
注:各論については別途機会を見て補足します。
上記トレンドを前提に、世界に通用する組織への進化を目指す「BE GLOBAL 2023」という中期目標に向けたアクションを開始しました。主な活動方針は次の通りです。
A.貢献すべきお客様をグループで統一し、信用を最大化する。
B.ノウハウや経験をソフトウェアを中心に徹底的に蓄積する。
C.上記の活動で創出した機会、時間、事業資産を人の育成に可能な限り振り向ける。
上記を通して、企業価値の最大化を目指すというものです。
先日アバントのグループ公認部活動であるバスケ部の試合の応援に行ってきました。強力なパッションを持つリーダーのもと、有志メンバーが組織の垣根を越えて繋がり、活動している姿は感動ものです。
「会社」というものが、稼ぐ手段に留まるのであればこの様な活動はあまり意味は無いのかも知れません。しかし、人をつくり社会に残すための会社という事になると、仕事以外の繋がりや活動も重要になります。
グループの部活動は、ビジネスインテリジェンス事業を担うジール社から生まれました。現在では他の事業会社へと伝播し、アクティビティ(旅行やボランティア)、ダーツ、バスケ、フットサル、野球、ランニング、山登り、Protein & Training(筋トレ:一番人気らしいです)、自転車、バトミントン、外にも予備軍があるようです。
グループ三社以上のメンバーで構成されていることが条件となっているグループ公認部活動は現時点ではバスケ部だけですが、こういった活動も活発になるよう環境を整えて行こうと考えています。
会社は「公器」である。創業以来の理念の一つですが、ようやくその実現に向けた活動が少しずつ始まりました。