メンバーとの何気ない会話
新しい働き方の模索が続いています。在宅勤務も当たり前になりましたが、受け止め方は人により様々です。比較的肯定的な人が多いようですが中には不慣れな環境に戸惑っている人もいるようです。あるメンバーから、「時間が自由になる分、自分で決める事が多くなり、不安を感じることが増えた」というような悩みを打ち明けられました。
悩まされ続けてきた不安との付き合い方
人ごとではありません。身近なメンバーからは「森川さんは調子の良し悪しがすぐわかる」とか、「メンタル強い方じゃないですよね」などと言われるほど、メンタルの健康維持には人一倍苦労して来ました。不安には原因があります。その原因を特定して向き合わないと不安は解消できません。しかし、向き合いすぎてメンタルが不健康になった事は数えきれません。
ループに入ったら思考を止める
考えすぎて思考のループに入ると、やがて身体へも影響が出始めます。恒常化する体調不良から逃れようと、写経をやってみたり、山に登ってみたり、瞑想、深酒?とにかく考えすぎることから離れるための何かを求めて来ました。トレランもその一つです。
そんな散々な試行錯誤を通して行き着いたのは、シンプルに思考を止めることでした。思考がループに入ったと感じたら、一度その思考と結論をメモに残し、再考のタイミングを決めて、あとは思考から排除する。それだけです。簡単ではないのですが、瞑想で呼吸をコントロールするように、意思決定の言語化と期限の設定で思考のループから抜け出す事が出来る事に気づきました。
行動に集中する事でメンタルは健全になる
そして、思考よりも行動に集中する。その比重が行動によるほど、不安への耐性が強くなってきたように思います。不安だらけの世の中で生きるために、その原因と向き合うことは大切ですが、適切な行動に集中する環境を整える事が健康の第一歩と、今では考える、いえいえ、行動するようになりました。