昨日は竜王サマートレイル(17km 1300d)を走ってきた。いろんな考え事でオーバーフロー気味になった思考をデトックスしたかったこともあり、ギリギリまで台風の影響が読めない中での開催はありがたかった。
シンプルに竜王スキーパークを登って降るコースだが、途中にゴンドラでも行ける雲海絶景スポットSORA terraceがある。
登りはゲレンデ直登から始まる。いきなりヒラメ筋に刺激が入るゲレンデの傾斜は思考停止にはちょうどよい。不整地を、呼吸のリズムを整えながら登山よりもちょっと早い程度の速度で1時間も登り続けるといろんな思考がどこかへ消えていった。
追い込みすぎると、オレは何をやってるんだと自問自答が始まる。その手前でペースを安定させると、今度はモヤモヤと引っかかっていた何かが頭の中で言語化されてくる。意識的に考えるわけではなく、自然と整理されていくのが面白い。
マラソンではこういったことは起きない。トレイルと異なりペースがあまりにも一定だからだろう。例えば、マラソンで知らないランナーと走りながら会話することはないが、トレイルでは日常である。同じランではあるが、似て非なるもののように感じている。
そんなこんなでトレイルから山頂にたどり着くと、目の前には開けたゲレンデと極上の降りが待っていた。いわゆるトレランのご褒美というやつである。SORA terraceでは雲で真っ白の絶景(笑)を背景に写真も撮ってもらった。これもマラソンとの大きな違いである。
久しぶりに、気持ちよく走って降りた。身体の疲労度やリフレッシュ度のバランスからもとても「ちょうどいい」レースだった。
リフレッシュの方法はひとそれぞれだが、自分にとっては山の自然を楽しめるトレランがあっている。