12月4日、名物ロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式があった。写真は、少しダウンタウン方向に下ったブライアントパークのツリー。小ぶりだが、こちらにも人が殺到していた。
サンクスギビングを経てホリデーシーズンに入ったこともあり、観光スポットはどこも人がごった返している。コロナ前を含め、特別なイベントでない限り、これほど人が賑わっているのは見たことが無い。
出張ベースで時々訪れる程度なので、表面的な感覚に過ぎないが、この観光客の多さを見るとリアルな経済には活気を感じる。物価についても、半年前と比較して少し落ち着いているようだ。卵や牛乳といった食材も、少し下がっている。年明けの政権交代を前に、凪の様相なのだろうか。
ブライアントパークの近くには、日本の書店がある。紀伊國屋書店だ。日本語の書籍や文房具などが置いてある。コロナ禍を経てもやっているかと覗いてみたら、こちらも大混雑だ。
はて?
二階につながるエスカレーターに人がどんどん吸い込まれている。その波に乗って上がってみると、MANGA MANGA MANGAである。日本人は全く見かけない。かご買いする客もいる。
NETFLIXなどで漫画を原作にもつ日本アニメがどんどんグローバル展開されている影響だろうか。以前とは全く違った客層で活況を呈していた。日本にやって来る外国人ツーリストとなんとなくかぶる。人種や文化といったいろんな垣根が溶けだしている。
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今回も、ベンチャー投資家、スタートアップの起業家、プロの経営者などと様々な話をした。企業家に対するリスペクトがある国柄だろうか、それなりに耳を傾けてくれる。とはいえ、やはり相手の役に立たない限り、ローカルネットワークの中には入っていけない。
米国でビジネスを立ち上げたいというこちらの意図はありつつも、まず相手にどのように役立つかである。ところは変われど、「先義後利」はビジネスの基本だ。
それにしても、企業価値の向上に役立つソフトウエアという領域においても米国には面白い会社がいくつもある。しかも、当社のビジネスコンセプトを説明する際にファイナンスで使われている一般的な公式に当てはめて説明すると、簡単に伝わる。日米のビジネスの見方の違いを痛感する。
当社の「企業価値の向上に役立つソフトウエア会社」という世界観を実現するために、こういったベンチャー企業とのコラボレーションは欠かせない。
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余談だが、NYCに来ている時はセントラルパークを走る。一周約10kmだ。いつも、なんとなくスピードが出ないコースだと感じていたが、累積標高をは測ってみると約250dもある。平均勾配2.5%だ。きついわけだ。気温は一年を通して、軽井沢とあまり変わらない。トレイルとまではいかないが、東京のランニングコースと比べても、かなり走りがいがあるコースである。
久しぶりに、ミュージカルも見た。MJ、マイケル・ジャクソンをモデルにしたものだ。よかった。