昨日、善光寺ラウンドトレイル(20km/1300D+)を走ってきた。長野、善光寺平を見下ろす里山をぐるりと回るコースだ。ピークの一つ、葛山からは、つつじ、新緑、そして遠くに雪を頂く山なみを一望、「絶景かな、絶景かな~」である。
勝手に神事と位置付けている7月の富士登山競走に向け、少しずつ身体をつくっていくためにレースに参加している。トレイルでの個人練習はさすがにしんどくなってきた。今回は、登攀力の確認とトレーニングがメイン、標高で200~300メートルの登攀がいくつか繰り返されるコースは、前後のランナーに助けられ、よい練習になった。
すでに気合だけではなんともならない年代に突入している。身体の中で起きていることが知りたいと、血糖値を計測するリブレというセンサーを装着してデータを取ってみた。レース前の食事、レース中の補給、レース後の食事などの血糖値への影響がどんなものかと興味津々だった。
予想に反して、レース中の血糖値は極めてフラットに安定していた。調査したかった現象であるレース中の軽いめまいがあり、これが低血糖であれば補給を見直すつもりだったのだが、違った。となると、エネルギー以外の何かが不足したということなのだろう。トレイルでは水分の携行には限界があるので、単純な水分補給ではなく、塩分などのミネラル側から改善できないものだろうか、そんな実験をしてみたくなった。
それにしても自分の勝手な思い込みのなんといい加減なことか。本件に限らず、日常においてもままあることだが、人との対話やデータを通して、いつも自分の浅さを痛感している。
そんなことをやってはいるが、最後はスターウォーズで、オビ=ワンがルーク・スカイウォーカーに言った、”Luke, trust the Force"という、すべてのセンサーや情報ツールを捨て、自分の感覚こそが最善という境地に達することを目指している。
MAKE TOMORROW!