THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

新年度に向けた段取り九分

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今日は6月最後の週末、いよいよ来週から当社の新年度が始まる。来年度に向け、行動に全集中できる環境を整えるべく一年近く費やしてきた。

全く段取りを軽視して、いざとなればなんとかなる。そんな行き当たりばったりに生きていた10代を大いに反省して、20代、特に社会人になってからは段取りというものにかなり力を入れるようになった。

当然未来に向けた活動であるため思い通りにはいかない。むしろ、そのリスクを読んで臨機にかつ応変に行動をつくるようにして来た。特に、俗にいう火を噴いたプロジェクトの立て直し経験はリスク感度を高める上で大いに役立った。人間痛い目に会わないとなかなか自分事にならない。

同様の経験があっても、実現したことがないシステムを開発するプロジェクトの場合など、ひどいときはリアルに作業工程をイメージできるのは3割程度である。それを自覚して、自分が出来ると思った工数の3倍はかかるという経験から逆算して、その空白のエリアを想像して埋めていく。そういうことを繰り返しながら、プロジェクトマネジメントの力を高めていった。

シンプルに、「イメージできないことは実現できない」、そんな鉄則を自分の中で持つようになった。「段取り九分」という、一般的な段取り八分よりもちょいと強めの段取り志向もそのころ養われた。こういったプロジェクトマネジメントを通して身に着けた考え方は今でも役立っている。

月次、四半期、半期、年度、5年、10年、30年~と短期から超長期までのプロジェクトが折り重なる経営は、プロマネ好きにとっては最高の仕事環境である。段取りのイメージはできた。さて、行動である。

MAKE TOMORROW!