THE RUNNING 走ること 経営すること

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トウキンビでみた、言葉や絵のチカラ

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トウキンビ(東京国立近代美術館)に行ってきた。「コレクションを中心とした特集 記録をひらく記憶をつむぐ」展が目当てだ。戦後80年というタイミングで、戦争と世相を美術を通して振り返るというものである。以前見た、あの藤田嗣二が描いた「アッツ島玉砕」が強く印象に残っていたこともある。

展覧会の序盤、当時の雑誌や絵を眺めると、その時代の人たちのある種の熱狂を感じずにはいられない。詩人、高村光太郎の「記憶せよ、十二月八日」には、「東亜を東亜にかえせというのみ」と大義が高らかと歌い上げられていた。

しかし、手段がまずかった。

次第に、それを目の当たりにする展示物へと変化していく。

本展で最も引き付けられたのは、広島で実際に被害にあった人々によって描かれた原爆投下直後の絵図である。ほかの如何なる壮麗な絵画よりも圧倒的に心を揺さぶってきた。実際に体験した人々による描写と言葉に勝るものはない。誰が何と言おうと、原爆はいかん、戦争はだめだ。そう心から思う。

人間、大抵のことは他人事にしないと生きづらい。しかし、これらの言葉や絵から発せられる描いた人たちからの強いメッセージには、見る人の自分事に変えるチカラがある。展示物にもあったマンガ、水木しげるの「全員玉砕せよ」も同様だ。リアルに体験した人たちの言葉や絵は人類の宝である。

さて、私たちはその宝を生かせるのだろうか。

いや、生かしていこう。

MAKE TOMORROW!