THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

オレに塩を送る

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敵に塩を送る。

上杉謙信が、宿敵武田信玄に塩を送った故事である。塩と言えば、現代ではむしろ健康の敵のようなイメージがある。塩分の摂りすぎが健康に悪いと、あっちもこっちも減塩である。塩分が健康に悪いという話は一般論ではないにもかかわらず、1960年代に広く流布されたという話をどこかで読んだが、かつて程騒がれていないのは、そんな情報の補正が進んでいるからだろうか。

割と長い距離を走るようになってから、手足の冷えやシビレ、立ちくらみが頻発するようになった。血が足らんのかと、鉄分を多めに取ったり、その元となるタンパク質を取ったりと、いろいろやってみたが、決め手を欠いていた。根本原因が、恒常的な脱水症状であることまではわかっていたが、経口補水液を常用するのも簡単ではない。仕方がない、塩でも食べるか。とやってみた。

効果はテキメンだった。ラン前、ラン後、水を飲む前に塩をひとつまみ、味わって食う。それだけで、立ちくらみだけでなく、手足の冷えも改善された。ラン中のフラフラも、低血糖が主因だと思っていたが、案外塩不足も大きいようだ。そもそも発汗は良いほうなので、夏場に限らず、トレイルランでも脱水対策には悩まされていた。塩のサプリは使っていたが、大した効果を実感したことはなかった。サプリでは塩が足りていなかったのである。

もちろん、過ぎたるは及ばざるが如し、である。取りすぎは厳禁だが、なんとなく塩分が身体によくないと刷り込まれていたことや、汗をかきやすく塩分を保持しにくい体質であることを自分がわかっていないことで、塩の必要量を常に下回っていたのかもしれない。しばらく、自分自身に塩を送って様子を見てみよう、そんなことを考えながら走っていたら、いい塩梅に梅が咲いていた。

MAKE TOMORROW!