THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

運転を楽しむクルマから、音楽を聴くクルマへ

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 正月から、とりあえず毎日走るようにしている。距離や負荷はまちまちだ。ただし翌日に疲労を残さない程度に抑えることを縛りにしている。週末にガッツリ走って、完全休息を二三日入れるよりも身体の動きはよい。仕事もそうだが、休まずにはいられないほど追い込むよりも、毎日続けられるように過ごすほうが、最近の自分には合っている。とはいえ、休まずにはいられないほど追い込めるのは、回復力の高い若い時の特権だ。やれるうちにやっておいても損はない。

 話は変わるが、この一、二年ほど、「音」に敏感になっている。敏感といっても、物音がしたら目が覚めるとかいった類ではない。音質のようなものに妙に感度が高くなっている。酒をやめてから、晩酌がわりに時々ギターを弾くようになってから、(昔のようには聴き取れないが)耳コピを試みるうちに、音の解像度が気になり始めた。すると、音のいいスピーカーが欲しくなる。ところが、なかなかピンとくるセットに出会わない。そんなことを考えながらクルマに乗っていると、あれ? ここが一番じゃないか。と気づいた。

 クルマ(電気自動車)にBurmesterというオーディオシステムを入れているのだが、非常に臨場感と解像度のバランスが良く、全身がつつまれるようなサウンドをたたき出している。クルマと言えば、音楽を聴く環境としては劣悪、そんな常識もあり、全くベンチマークとして意識していなかったのだが、エンジン音が無い電気自動車はむしろ理想的な密閉空間となるということだ。

 これまでの運転体験では、なんだかんだとBOSEが一番だと思っていたが、それは劣悪な環境で聞くシステムとしての話。電気自動車にしてから3年近くたっているが、知らず知らずに極上の音に日々触れるようになっていたのである。音に敏感になったのは、ギターではなく、電気自動車のせいだった。

 こう思ったとたんに、自分の中で電気自動車は、エンジン車と全く異なるモノになった。いい音を聴くためにクルマに乗る。そんなモノに変化した。テクノロジーが生活に与える影響とは、案外すぐには気が付かないのかもしれない。最近運転が少々面倒になってきたのだが、クルマに乗ることが楽しみになってきた。

 

MAKE TOMORROW!