
今日で還暦、である。
先日、94歳になった父から「還暦おめでとう、60年で印象深い出来事はなにか?」と問われ、答えに窮した。即座に思いつくことが無いわけではないが、まだ人生を振り返るようなことは考えていなかった。
むしろ、この一年、60代の使い方への準備で試行錯誤してきた。前しか見てないというほどでもないが、いろいろ悩みながらも、とりあえず前(AVANT!)を向いている。車と同様、新車のような信頼性や先端性はないが、いろいろとメンテナンスをすればそれなりに走る、面倒ではあるが、面白くもある。
実家で還暦を家族に祝ってもらい、誰かから「あっという間だった?」と聞かれたが、そんなこともない。それなりに、長くもあり、短くもあり、である。短く感じるのは、これまでを忘却しているに過ぎない。
以前、姪の結婚式で、父があいさつをした。冒頭、「私は、孫の~さんとは~年のおつきあいで」と姪の年齢を言ったのだが、そりゃそうだ、生まれた時からのお付き合いなんて、家族ぐらいしかいない。会場は爆笑だった。普段疎遠にしていても、いろいろあっても、話をするほど記憶は甦り、これまでが決して短くはなかったことを思い出させてくれる。
とは言え、30歳で起業したことを考えれば、一つの節目には感じる。さて、人生の仕上げに入るか。そんなところである。仕上げといっても、5年か10年か、はたまた30年かかるのか、そもそも仕上がるのか、それは全くわからない。ここから先はあまり時間を区切る必要もなかろう。自然体で仕上げて行けばよい。そんな心境である。
MAKE TOMORROW!!