
今朝は、散歩、時々ランにした。
無理すれば走れないこともないのだが、暴走をやめよとの身体の声に素直に従った。
コーポレートガバナンスとは、経営者の暴走と怠惰を防ぐためのもの。そんな考え方がある。では、暴走と怠惰は悪なのだろうか。人間としてはむしろ、時々暴走し、時々怠惰であるほうが面白い。
画狂老人の画号を持つ葛飾北斎をはじめ、自己表現をするアーティストは暴走してなんぼである。なんらかの社会貢献を目指す会社もアーティストと同様、暴走は悪くない。しかし、会社の自己表現は経営者だけでは完結しない。よって、経営者個人の暴走と怠惰は、組織をダメにするということなのだろう。
では、経営者である自分にとっての暴走と怠惰とはなにか。前者は間違った戦略で突き進むこと。怠惰とは、組織つくり、人つくりをおろそかにすること。今はそのように考えている。間違った戦略の上では、どれほど現場が優秀で頑張っていてもいずれ破綻する。組織つくりをおろそかにすれば、素晴らしい構想も絵に描いた餅でしかない。
そのように考えていても、当事者が暴走と怠惰に気づくことは簡単ではない。創業経営者のように、いつも会社のことを考え行動している人間ほど事故を起こしやすい。かつては、そのような先輩経営者の姿を見て、自分への戒めとしてきたのだが、すでに同じような階段を登りはじめている。
会社という組織が健全に暴走するために、経営者は組織という身体の声を聞き、社会にとってよい暴走であるかを知るための外部評価にも耳を傾ける。会社が成長するほどに経営者の変化に応じたガバナンスのあり方が重要になる。といっても、このような考え方は自分にとってのベストにすぎない。
人間同様、会社がどのように生きるか。この問いに答えることが、ガバナンスの起点である。
MAKE TOMORROW!