今日はアバントグループの創立記念日。満27歳である。
先日、友人より「窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず」という中国のことわざを教えてもらった。言い得て妙な言葉である。
窮にもいろいろあるが、一度窮した状況が改善されると、変化に鈍感になりやすい。そして変化を見過ごすと、いずれまた窮する。そんなことを何度も経験してきた。
変ずれば通ずの前に、窮して変化することにかなりのエネルギーを使ってしまい、変化対応疲れを起こすからだ。
そうならないようにするカギは、変化に対するスタンスを受け身から主体的にすることである。常に、何かを新しくしていく。
しかし、これが難しい。常に、心の中になんらかの「窮」を飼っていなければならないからだ。
変ずれば通ずを日常とするためにも、スティーブ・ジョブスの言葉「Stay hungry, stay foolish」、松下幸之助の「日に新た」などにも通じる、健全な「窮」を育てていきたい。