THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

2024-01-01から1年間の記事一覧

「調身養気」からだからこころを整える

『「こころ」はいかにして生まれるのか(櫻井武)』を読んだ。再読である。渡米に際して、オレキシンという覚醒を維持する物質を抑制する睡眠薬を処方してもらった。そのオレキシンを含むさまざまな神経伝達物質への言及があり、機内の読書用にと手に取った…

インターステラー、そうだ、星、観よう

クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」をIMAXで観てきた。公開10周年記念の再上映である。この10年、SF映画の中でもっとも好きな映画だ。すでに10回以上は観ているが、いずれも劇場ではない。 土星を横切る星間宇宙船エンデュランスのシーンが…

すみなすものは心なりけり

今日は、MINATOシティハーフマラソン(21km,84d)を走ってきた。曇天を想定していたが、走るにつれ晴れ上がり、快晴の中のゴールとなった。ラストに神谷町から東京タワーへと駆け上がるのだが、今回もスピードを落とさずなんとか踏ん張れてよかった。 自称ト…

未来を豊かにする遺産としてのカルチャー

今日は、ITチャリティ駅伝(3k,43d)を走ってきた。一緒のチームメンバーが言っていたが、3kは難しい。10kならそれなりのペース配分ができるし、1kなら全力走もなんとかなるが、3kってどうやって走るの?である。 おまけに、会場のお台場シンボルプロムナー…

遅い紅葉と、グローバル投資マネーと、経営への進化圧

今年の軽井沢の紅葉は遅い。当たり前のように四季が繰り返されていると思い込んでいるが、昨年の写真と比べると10日程度遅れている。 普段と変わらぬ朝ランをしていた今年の夏、軽い脱水症状になったのも、酷暑の影響だろう。 今年は暑かったねぇと、繰り返…

ダイバーシティについて、走りながら考えた

上越妙高トレイルのショート(14k,500d)を走りながら、ふと大学の恩師を思い出した。 ゼミの佐藤光威先生である。読書に際しては常に批判的に読むよう指導された。読書に限った話ではない。ようは、自分の考えをしっかり磨けということである。 そもそも、…

東京レガシーハーフマラソン

今朝、東京レガシーハーフマラソン(21km,150d)を走ってきた。 一般人が、国立競技場のトラックを走る機会などそうそうない。オリンピック選手が見た景色を追体験できるのがうれしい。 今回は、最近のパフォーマンスを踏まえ、序盤のペースを抑え気味に走っ…

烏帽子岳登山競走

昨日は、烏帽子岳登山競走の山頂コース(18km, 1350d)を走ってきた。 長野県東御市の地元小学校で行われてた旧登山遠足道を、この登山競走をきっかけに再整備したルートだそうだ。地域ごとにさまざまな登山遠足があるが、こちらも卒業生の記憶に残る遠足コ…

健康の年度決算

7月より新年度が始まり、事業の年度決算を経て、9月末に株主総会を終えると、健康の年度決算時期に入る。いや、何のことはない、人間ドックのことだ。 いつのまにやら、この時期に定期的に検査を受けるようになっていた。事業サイクルとの兼ね合いだろう。 …

戦略を磨くための株主総会

先週、アバントグループの株主総会を開催した。今回、はじめて二部制にした。一部を事業報告と決議事項の承認を問うための通常総会、二部を事業戦略の中でも特に注力している点についての概説と社外取締役や執行役員による小話という構成にした。 不特定多数…

日本的経営とエイエイオー

昨日、第12回ITバスケットボールリーグに顔を出してきた。IT業界の企業を中心に、野球、サッカー、テニス、そしてバスケと、会社の垣根を超えた活動が行われている。 今大会が幹事会社ということで冒頭あいさつを賜ったのだが、選手の面前に立ってまず…

富士山クライムラン

昨日は、富士山クライムラン、12km 1200dを走ってきた。今年から新設された、富士登山競争山頂挑戦権を獲得できるレースだ。2時間以内にゴールできれば、来年の登山競争で山頂コースに挑戦できる。 昨年までの走力であれば、なんとかクリアできるコース設定…

経営者が本当にやりたいことをやるための企業価値経営

世界には、すごい人があふれている。Youtubeやネットを通して、メディアで取り上げられる一部の人だけではなく、本当にたくさんのすごい人がいることを実感する。 「ICEMAN」という本を斜め読みした。 ヴィム・ホフという人による「コールド・トレーニング」…

竜王サマートレイル

昨日は竜王サマートレイル(17km 1300d)を走ってきた。いろんな考え事でオーバーフロー気味になった思考をデトックスしたかったこともあり、ギリギリまで台風の影響が読めない中での開催はありがたかった。 シンプルに竜王スキーパークを登って降るコースだ…

ベンチャースピード

朝方に雨が降り、少しは走りやすくなったかとロング走に出たところ、また雨が降り出した。 問題はそのあと、晴天になったとたん、サウナで熱くなったサウナストーンに水をかけたように、降ったばかりの雨が一気に気化した。 汗の吹き出し方が半端なくなり、…

2024 TSUMAGOI SKYRUN

今日はTSUMAGI SKYRUNのミドル(17km 1200d)を歩いてきた。 一昨年、距離のわりにキツカッタ記憶があり、なんとなく気が進まなかったのだが、案の定である。約4時間半、落ち武者のようになってほとんど歩き通した。もはやトレランではない。 スタートリス…

より速く、より高く、より強く、そしてより長く!

人の可能性を知りたいときに、「のびしろ」はどうなの?という話をよく聞く。まだまだ成長する可能性はあるの?というような意味だ。 成長可能性は若い人ほどあるように思えるが、それは「成長」という言葉の持つ意味合いが「より速く、より高く、より強く」…

古河の花火大会

5年ぶり開催の古河の花火大会。三尺玉がきれいに開いた。 キラキラした閃光とドドンと響く音に身を任せているうちに、無心になった。 儚いがゆえに、一瞬の美しさを楽しむ。禅語の「看脚下」(かんきゃつか)にも通じる。 いい花火大会だった。

第77回、富士登山競走

7月26日は第77回富士登山競走だった。 昨年のレースで山頂コース挑戦に必要なタイムをクリアできなかったため、2013年以来の五合目コースに出場した。 スタートの9時にはかなりの気温になっていた。すべての給水所でスポーツドリンクや水を何杯もがぶ飲みし…

熱中症注意!

先週の朝ラン中、目がちかちかして走れなくなった。しばらくゆっくり歩いていたら回復した。しかし、その後のミーティング中、やはり目がちかちかしてきた。なんだろう? 軽い熱中症らしい。 暑熱順化といって、身体を暑さにならすために夏場にかけて炎天下…

雨の野沢温泉でトレイルラン

昨日は、マウンテントレイル in 野沢温泉のショート(14k)を走ってきた。 スタートから雨が降り始め、写真の参道を登り切った小菅神社奥社を過ぎたころには本降りになった。なんやかんやといくつかのレースをDNS(Do Not Start:つまりサボり)していたので…

若者よ、哲学せよ!

先週、一橋大学の「企業価値経営論」という講義の担当部分を終えた。今年度よりアバントグループの寄附講義として、企業価値を高めるための経営とはなにかを理論と実務の両面から考えていくことを目的に、一橋大学経営管理研究科の中野誠教授の指導のもとス…

夏越

今日は夏越の大祓、今年も折り返しだ。こういった節目を気づかせてもらえる昔からの風習は、心を新たにしてくれる。 社会には様々な節目がある。暦という共通の節目もあれば、個人ごとの節目もある。厄年や論語の不惑、知命、耳順、さらには学業や仕事環境の…

ヘルスリテラシー向上ノススメ

先日、がん治療の第一人者である東大病院の中川恵一先生のお話を聞く機会があった。経営者向けのもので、そこで初めて「ヘルスリテラシー」という言葉を知った。健康に関する正しい知識を持ち、それを使いこなす力である。 普段、経営者のリスキリングにおい…

社会構造の違いを理解して経営力を磨くということ

経済産業省の「製造業を巡る現状と課題、今後の方向性」を読んだ。企業経営に役立つ情報サービスを提供する本業にかかわる話も多く、読みごたえがあった。 https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/pdf/016_04_00.pdf 経営力への指摘は製造…

人が走っているのを見るのも案外悪くない

セントラルパークを朝ラン中に、New York Mini 10k Women's Raceに出くわした。 約一万人の参加者がウェーブスタート(一定の集団毎に時間差でスタートする方法)でひっきりなしに出走していたが、いくつかのウェーブがスタートした後も、参加者が歩道を歩い…

AI時代であっても「百聞は一見に如かず」

出資先である米国ニュージャージーのベンチャーキャピタルの集まりに参加している。AIに関連するビジネスの未来に対して強気な発言が多い一方で、その基礎をなすデータの信頼性について議論が集中した場面があった。 私たちが普段から触れている情報も、何…

「窮すれば変じ、変ずれば通ず」の27年

今日はアバントグループの創立記念日。満27歳である。 先日、友人より「窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず」という中国のことわざを教えてもらった。言い得て妙な言葉である。 窮にもいろいろあるが、一度窮した状況が改善されると、変化に鈍感になりや…

「信用第一」だからこその「赤字は悪」

定期的にグループメンバー向けにメッセージを発信している。 そのフィードバックの中に、「利潤と道徳の調和を重要と言うが、『赤字は悪』というスローガンと結びつけると道徳がおろそかになりそうだが、そうならないように心がけていることはなにか」という…

小諸で発見したBE GLOBAL

ソラリスというワインをつくっている小諸にあるワイナリーに行ってきた。白が飲みたくなるとこのソラリスを飲むことが増えていたが、なんの予備知識もなく訪ねた。 そこで、昨年2023年に国際コンクールで世界一の評価を得たワインがあることを知った。1…