7月より新年度が始まり、事業の年度決算を経て、9月末に株主総会を終えると、健康の年度決算時期に入る。いや、何のことはない、人間ドックのことだ。
いつのまにやら、この時期に定期的に検査を受けるようになっていた。事業サイクルとの兼ね合いだろう。
一年の生活習慣の結果と考えると、健康の年度決算である。毎年の身体の変化を知るよい機会だ。今回は、昨年末に自主的にやめた酒のインパクトを楽しみにしていた。
検査当日は簡易的な血液検査結果をつかって、担当の方と昨年度比較分析を行うのだが、予想に反して腎機能の低下がみられ、これはなんだ?となった。いくつかの指標データと対話から出てきた仮説は「恒常的な脱水」説である。
確かに、今年の夏は軽い熱中症の症状を起こしていた。単なる暑熱順化トレーニング不足だと考えていたが、絶対的水分量が不足しているのではないかという。
なぜ?ということで生活習慣の変化をたどって行きついた先が、断酒だった。酒を飲んでいる頃は、意図的に大量の水分を摂取していた。それが、飲酒習慣がなくなったことでかなり水分の摂取量が減ったのではないかということである。
なんと!断酒の意味ないじゃないですか。と苦笑いしていると、すかさず、一つだけ改善していた肝臓系の指標を指さして、効果はここに明らかに出ています。と断酒継続指示が出た。笑
最近の不調の原因の一つに対する仮説ができたことで、当面は水分の摂取量を意識的に増やして様子を見ることにした。
データがあると、対話が建設的になり面白い。
ウェアラブル端末で睡眠品質や疲労状態の目安になるHRV(心拍変動)などは毎日確認しているが、それだけではわからないことも多い。
健康も半期決算程度のサイクルでデータをとるようにすると、もっと日常の行動に活かしやすくなるかもしれない。