THE RUNNING 走ること 経営すること

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地産地覧?、日本画家の作品を日本で観て感じること

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約二ヶ月ぶりに東京国立近代美術館へ行ってきました。今年(9月26日)のアバント社株主総会をこちらの講堂をお借りして開催させていただくこともあり、現在の常設展示の予習です。

 

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まず、菱田春草の王昭君(重文)。日本画家独特の色使いとタッチに魅せられます。二ヶ月前は別の作品が飾ってありました。全体ではかなりの作品が掛け替えられているようです。常設展はいつも同じと勝手にイメージしていただけに驚きです。

 

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今回圧巻だったのは、東山魁夷の作品群です。このエリアに入った途端に空気が変わります。中でも、写真の中央にある白夜行という作品が特に気に入りました。絵画にもかかわらず、その景色が見える場所にいるかの如くです。椅子に腰掛けてしばらく眺めていました。

 

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あまりに印象的だったので、以前撮った写真でちょっと色使いをまねしてみました。一時期写真の構図のヒントを浮世絵から得ていたこともあり、これからは東山風に撮ってみたくなりました。

東京国立近代美術館には欧米の画家の作品も沢山ありますが、真骨頂は日本画家の作品だと感じました。お酒をその産地で呑むと普段以上においしく感じるように、アートにもそんなところがあるのでしょうか。今日は少々東山魁夷の作品に酔いました。