お盆の季節。帰省などで普段忘れがちな自分の原風景を再確認する方も多いのではないでしょうか。私の原風景は古河。渡良瀬遊水池の景色もその一つです。(写真)
話は変わりますが、国立近代美術館の高畑勲展(2019年7月2日~10月6日:東京国立近代美術館)に行って来ました。切っ掛けは身内からの「行って来たよ」のメッセージ。
高畑さんと言えば個人的には「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「となりの山田君」など、宮崎さんのジブリ作品とは異なる、映像と比べメッセージの強さのギャップが強すぎる作品を少し煙たく感じていました。
そんな高畑さんの仕事と作品を集めた本展は、表現者としての挑戦とその取り組みへの半端ない情熱と知恵と初志を知る機会となり、煙たさが畏敬へと変わりました。
中でも若き時代の野心的作品である「太陽の王子 ホルスの大冒険」制作にあたり、スタッフと共有したテンション・チャートなどのプロジェクト資料はプロジェクトワークツールとして見ても革新的です。
ジブリ好きだけでなく、仕事バカの方にもお勧めです。
さて、予習は十分、「かぐや姫の物語」、見よう。