THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

年の瀬にあたり2024

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今日は、皇居周りを走ってきた。新しい年に向け、一般参賀の準備が進んでいた。

先日、経営メンバーとの会話の中で、今年の反省は何か?という話題があった。パッと思いつかず、なぜだろうと振り返ると、今年は毎日、毎週、毎月、それぞれの節目でその時々の問題を確認し、解決のためのアクションに集中してきたからのようだ。

もちろん、一年を振り返れば反省すべき点はいろいろあるが、その時々に応じたアクションを決めたら、余計なことは考えない、悩まないという習慣をつくることで、様々な不安や雑念に振り回されていたこれまでとはかなり違った、スッキリした日々を過ごせるようになったと感じている。

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今年のテーマとして選んだ「自靖自献」という言葉が新たな習慣をつくりだした。自分の心が靖まることを掘り下げ、その行動に集中する。そんな意味で「自靖自献」を理解している。自らの五感から生じる、心が充実することや、逆に委縮する不安や恐れなどの理由を書き出し、行動によって解決できるものは具体的なアクションにつなげ、そうでないものは思考からいったん取り除くというものだ。

そんなことを続けるうちに、そもそも、行動に集中するための気力を養うには、気合を入れるような精神的アプローチではなく、全身を活かすための身体的アプローチのほうが有効であることに気づいた。「調身養気」である。調心ではない点が面白い。

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なんだ、そんな当たり前のことか、と言われればその通りなのだが、自分にとっては革新的である。気力を養うために、トレランなどで身体に負荷をかけすぎることも少なくない。ストレス発散のために、大酒を飲むことも度々だった。そのわりにはメンテナンスを含め、全身を活かすことは軽んじてきた。

気づいたといっても自力ではない。そんな自分の間違いを指摘してくれる人の声が、ようやく、少しだけ、素直に耳に入るようになってきた。人間として、かなりの成長である。笑

 

今年も、たくさんの人のおかげで今がある。真の自立とは、他者の偉大さを知ることでもあるのだろう。来年は、もっと人の話を聴ける人間になりたいものである。