今日は、ITチャリティ駅伝(3k,43d)を走ってきた。一緒のチームメンバーが言っていたが、3kは難しい。10kならそれなりのペース配分ができるし、1kなら全力走もなんとかなるが、3kってどうやって走るの?である。
おまけに、会場のお台場シンボルプロムナード公園は、夢の大橋を中心に三つほどピークがあり、往復で六回上り坂がある。
結局、1k全力走をインターバルなしで三本やるような感じになる。今年は、そこまで追い込んだつもりはなかったが、例年通り喉と肺に痛みが残る。3kはキツイ。
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話は変わるが、会場にはガンダムがいる。先日NETFLIX版のガンダムを見たところだった。一般的な評価は一切見ていないので、あくまで個人的な感想だが、換骨奪胎ぶりに驚いた。
ファーストガンダム世代として、その普及活動を担っていたもの(いわゆるオタク)としては、富野由悠季、安彦良和、大河原邦男は三大神であり、その世界観、キャラクターデザイン、メカニックデザインはアンタッチャブルなご神体そのものだった。
NETFLIX版には、オレたちの神々の魂は宿っていない。
不可逆的なグローバル化の中で、やみくもに変化を拒否することは難しい。そもそも文化というものは、交流の中で変容し、新たな文化を生み出してきた。変化そのものは逆らうべくもない。
しかし、グローバルビジネスによるローカルカルチャー遺伝子の組み換えは、私たちがなにをどこまで守るべきか、考えさせられる。
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そんな中、トウキンビ(東京国立近代美術館)の小松弥生館長と話す機会があった。文化財の保存と活用はとても難しい課題だという。館長の著書「文化遺産の保存と活用仕組と実際」では、日本にある伝世の文化が、私たちの社会や経済の発展に果たした役割の大きさに対して、それを保護するための取り組みの難しさと重要性が詳述されている。
ただ守るだけでは、経済社会の発展には活かしにくく、逆に経済至上主義に陥ると、ホントウの文化遺産が失われやすい。しかし、文化は人々によって世代を超えてバトンタッチされていく中で、文化遺産となり、社会の豊かさの基礎となるという。
やはり、自分たちのアイデンティティのようなものにつながる文化は、しっかりと守り抜いたほうが、未来を豊かにするということだろう。
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ガンダムに限らず、経営においても、日本的経営というものを文化という側面から捉え直し、守るべきものを見定めつつ、グローバル社会で通用する事業活動を行って行きたい。和魂洋才2.0ではなく、「シン和魂洋才」というやつである。