THE RUNNING 走ること 経営すること

Running is the activity of moving and managing.

本源的価値

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 東京では、今月19日にソメイヨシノの開花宣言が発表された。さてさて、目黒川沿いはどうだ。花見ランに出かけたが、こちらはまだまだ。たくさんのまるまるとした蕾が出番を待っている。

 そんな中、ほんの少しだけ咲いた数輪の桜が、花の本来のありようを語っていた。

 千鳥ヶ淵の桜だろうが、奥多摩の山桜だろうが、桜は桜、咲く場所がどこであれ、そんなことは関係ない。人の注目を集めようが、誰にも知られなかろうが、自分の場所で、あらん限りのエネルギーを振り絞ってただ咲き誇れば、それでいい。そんな、明歴々露堂々ぶりを訴えている。

 これが、花の本源的価値というやつだろう。

 私たちは、花に限らず、さまざまな自然の恵を自分たちの生活に使っている。鉱物資源から、豊かな自然の景色まで、片っ端からこれらの本源的価値を掘り起こして人間の役にたてようとしている。

 会社にも本源的価値がある。しかし、会社は人間がつくりだしたものである。自然に存在する物質や私たちを含む動植物とは全く違う。たんなる器に過ぎない。そんな器が生まれたのは、私たちが豊かな人生を送るためである。そのために、会社は自然が持つ本源的価値をいろんなカタチに組み替えてきた。

 私たち人間は、一輪の桜と同様、自分の場所で咲き誇るという生き方が自然だろう。そんな一所懸命に生きる人の本源的価値をアンロックすることも、会社という器の役目の一つである。それが果たせるほど、会社の本源的価値は向上する。

 ちょうど、現在の中期経営戦略の折り返しを経て、後半戦に向けたアップデートを行なっている真っ最中である。会社が人間のための器であることを忘れずに、本源的価値としての企業価値の向上を目指している。

MAKE TOMORROW!