
昨日、平尾富士トレイルランニングレース(ショート:12km 850D+)を走って来た。佐久スキーガーデンパラダのゲレンデ直登から始まるコース設定は、しばらくロード仕様になっていた身体をトレイル仕様に転換する換毛ならぬ、換筋の儀式に丁度良い。すっかり小さくなってしまったひらめ筋やら腓腹筋への芽吹きの合図だ。
以前はトレイルがメインでロードはおまけのような存在だったが、ロードをちゃんと意識して走るようになると、まるで違うスポーツであるように思えてきた。自分が素人だからかもしれないが、使う筋肉がまるで違うのである。ロードは筋力というよりも、いい塩梅に上半身を腰に乗せて効率よく運ぶような感覚で、一度カタチが出来るとあとは、そのまま最後までそのカタチを維持していく。過去10年、フルマラソンのタイムが変わっていないのも、身体の変化がそこまでパフォーマンスに影響しないからだろう。
一方のトレイルは常にダイナミックだ。こちらは50代後半よりパフォーマンスの低下が目立つ。登りはもちろんのこと、下りであっても心肺は楽になるがスピードを出すと、筋力ダメージは登りよりむしろ大きくなり以前のようには行かない。登りの呼吸のキツさから当初は心肺機能の低下と考えていたが、そうであればフルマラソンの結果と整合しない。
トレイルもロードも同じ持久系ととらえていたが、トレイルで必要な筋持久力は異次元だ。かつては大好物だった登りだが、50代後半になってどんどんキツく感じるようになってきたのは、老化により筋力の低下が加速しているからなのだろう。そんな仮説を持つようになった。もちろん、かつてのようにすべてレースと実地で鍛えられるリカバリー能力も確実に低下している。そこで、レース数を減らし、レースの距離もショート中心にしつつ、普段の筋持久力トレーニングを少し増やす。そんな方針でメインレースである富士登山競走に臨もうと考えている。
ちなみに、今シーズンからエイジグループが一つ繰り上がった。グループ最年少というアドバンテージを活かしたいところであるが、そもそも60代でもトレイルをやっている人は猛者ぞろいである。簡単には上位でゴールさせてはくれない。いよいよ本格化したサバイバルゲーム、怪我せず、健康を維持し、出来るだけ長く、トレイルランを楽しむよう「日々是創造」である。
MAKE TOMORROW!